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YouTube動画広告の種類や費用は?三重県で活用するポイントを解説。
YouTubeで動画を無料視聴していると、ほぼ必ず出てくるのが「動画広告」です。
YouTubeは若年層をはじめ幅広い世代が視聴しており、視聴者数は年々増加傾向にあります。
そんなYouTubeの動画広告が気になっている企業の広報担当者様、事業を営む経営者様。
「どんな種類があるの?」
「どれくらいの費用がかかるの?」
「三重県で活用したいんだけどどうしたらいい?」
など、疑問を抱えていませんか?
この記事では、YouTube動画広告の種類や費用、三重県で活用するポイントについて解説します。
拡大するYouTube動画広告市場の今
YouTubeについて統計調査した「YouTube by the Numbers 」によれば、世界中に毎月20億人以上ものアクティブユーザーがいるとのこと。2012年には8億人だったということからもわかるように、10年足らずで2倍以上にも増加しています。
参考:YouTube :https://blog.youtube/press/
また、サイバーエージェントがデジタルインファクトと共同で実施した国内動画広告の市場動向調査によると、2021年の動画広告市場規模は前年比42.3%増の4,205億円に達するとのことです。このまま推移すると、2025年には1兆465億円にまで急成長すると見込まれています。
参考:日経クロステック:2021年の国内動画広告市場規模は前年比4割増に、サイバーエージェントが推計 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/12040/
動画広告といえば、これまで一般的だったのがTVCMでした。TVCMの費用は、企画、出演料、撮影・編集費用といった制作費に加え、1回流す毎に放映費がかかります。
CM1本の制作費は100万円〜1億円、まさにピンキリです。放映費はローカル局で1回数万円〜数十万円、民放キー局となると1回数十万 ~100万以上もの費用がかかる場合もあります。
制作費と放映費を合わせて数十億円かかっている商品もあるでしょう。TVCMは、大手企業のビジネスモデルでしか打ち出せない広告でした。
一方でYouTubeの動画広告の場合、予算に応じて柔軟に方法を選択することができます。制作費は、広告代理店を通さず制作会社(プロダクション)に直接依頼することでコストを抑えられます。極端に言えば、自作したものでもOKなのです。
放映費つまり広告運用費は、複数の課金形態から選択することが可能。
例えば1クリック2円~など、とてもリーズナブルに動画広告を出すことができます。
広告費用を抑えたい個人事業主や中小企業様にとってやさしい仕組みとなっています。
YouTube動画広告の登場は「動画による訴求」のハードルをいっきに下げてくれました。
主なYouTube動画広告は6種類!
YouTubeの動画広告は、基本的に動画を視聴することによって課金される仕組みです。ここで6つのYouTube動画広告について見ていきましょう。
種類 | 料金目安 | 課金方式 |
TrueViewインストリーム広告 | 2~25円程 | (スキップ可…1再生ごとに課金)(スキップ不可…1000回ごとに課金) |
TrueViewディスカバリー広告 | 3~20円程 | 1クリックごとに課金 |
バンパー広告 | 10~600円 | 表示1000回ごとに課金 |
アウトストリーム広告 | 10~600円 | 表示1000回に達した時点 |
マストヘッド広告 | ~数百万円 | 日別単価もしくは表示1000回ごとに課金 |
オーバーレイ広告 | 数百円〜 | 1クリックされたとき、もしくは1000回表示されたとき |
※2022年2月調べ
TrueViewインストリーム広告
動画の前後や途中で表示される広告です。
5秒経過するとスキップできる「スキッパブル広告」と、15秒間スキップ不可の「ノンスキッパブル広告」を選択することができます。スキップ可・不可によって課金方式が異なります。
多くの企業が活用する、YouTubeの動画広告の中でも一般的な広告方法です。
TrueViewディスカバリー広告
ユーザーが動画コンテンツを検索している際、画面右側にある検索結果や関連動画一覧に表示される広告です。動画タイトルとサムネイルが表示され、その広告をクリックすることで動画が再生されます。
興味を持ったユーザーが自らクリックすることで再生されることから、ネガティブな印象を与えにくいのがポイントです。
バンパー広告
動画の前後か途中に表示される広告で、再生時間は最長6秒まで。最後まで再生しないと動画を視聴できないしくみで、表示回数が1,000回に達するごとに課金されます。広告主が費用を想定して入札するため、ジャンルによって単価が異なります。
短時間でありながらユーザーが確実に目にすることから、わかりやすく簡潔に伝える力が必要です。
アウトストリーム広告
Google広告と連携しているWebサイトやアプリで配信される動画広告で、モバイル専用となっています。
YouTubeを利用していないユーザーにもリーチでき、認知度アップに役立つのが特徴。ミュートの状態で表示されるため、音声なしでも関心を持ってもらえる工夫が必要です。
広告面積の50%が2秒以上、1000回表示されるごとに課金されます。
マストヘッド広告
YouTubeのホーム画面最上部に大きく表示される広告で、最長30秒。
とても目立つ位置に表示される一方で費用も高額となっており、1日で数百万かかるケースもあります。新商品や新サービスを短期間に宣伝したいときにおすすめの方法です。
オーバーレイ広告
動画再生中に表示される広告で、動画の再生画面の下部20%に半透明で表示されます。
もとの画面上に覆いかぶさるようにして表示されるのが特徴。表示方法は画像とテキストのみの2種類で、ユーザーがクリックするとWebサイトなどへ遷移します。
初めての方にも取り組みやすいおすすめの種類は?
「YouTube動画広告を使うのは初めて」という方にも取り組みやすいのは、TrueViewインストリーム広告のうち、5秒後にスキップできる「スキッパブル広告」です。
その理由は、スキップができるのでユーザーを縛りすぎず、悪印象を与えないから。また動画の長さは最長6分までなので、自由度高く制作できるのもポイントです。スキップできない広告の場合、15秒や30秒ぴったりに制作する必要があります。
最長6分とはいえ、あまりに長すぎても視聴されません。おすすめの長さは30秒~1分以内。30秒以上視聴されて初めて課金されるため、気軽に動画広告を出せます。
YouTube動画広告にかかる費用は?
YouTubeで動画広告を出す場合、主に以下の3つの費用がかかります。
・動画制作費
・初期設定費
・運用費
動画制作費は、動画のクオリティや長さによって大きく変わってきます。
最もコストを抑えられる方法の一つは内製化です。今はスマホで気軽に動画が作れる時代。
まずは動画の効果検証のお試しとして社内でトライしてみるのもおすすめです。
制作会社(プロダクション)に依頼する場合は、その会社規模、取り扱う表現方法によっても変わってきます。
株式会社1コマでは少人数(1人〜10人規模)の制作チームで実現可能な動画制作を12~300万円の費用感で承っています。
さらに大きな規模、例えば著名なタレントさんを起用したり大がかりなCG表現を加えたり、海外でのロケ撮影等となれば、各分野の会社同士がチームを組む必要があります。
その場合、制作費用は500万〜数千万円かかるでしょう。
初期設定費は、YouTube動画広告をはじめるにあたってのアカウント開設や広告を出す準備などが含まれます。
こちらも社内で設定することが可能ですが、制作または運用のいずれかを専門業者に依頼される場合はまとめてお願いすることをおすすめします。費用は提供されているサービスによって異なり、相場としては3~10万円程度です。
YouTube広告の運用費は、1日1,000円程度からはじめている企業が多いです。1ヶ月で計算すると約3万円になります。予算の決め方は企業様によってそれぞれですが、商品やサービス、ビジネスモデルに合わせて決定します。
専門業者へ運用を依頼する場合、広告費に何%かの手数料を支払う形になります。もし自社で運用する場合、直接YouTube(Google)へ課金すれば手数料はかかりません。
ぜひ、社内の体制やリソースの状態と相談しながら検討してみてくださいね。
三重県でYouTube動画広告を活用するポイントは?
三重県で「YouTubeに動画広告を出そう!」と思った場合、どうするとうまく活用できるのでしょうか?押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。
エリアを指定して広告を出す
YouTube広告では、管理画面上でエリアを設定し、動画広告を出すことができます。設定方法は大きく2つです。
・地名による設定
・半径による設定
地名による設定の場合、都道府県や一部の市町村群を指定できます。複数選択することも可能なので、ターゲティングを細かく設定したい方にも有効な方法です。半径による設定の場合、ターゲットに設定したい中心地点と半径距離を入力すればOKです。
「三重県の四日市市、鈴鹿市、津市の地域の方に向けて動画広告を出したい」
「半径10キロ周辺の方に向けて動画広告を出したい」
など
YouTubeの動画広告は、ターゲットを細かく設定、カスタマイズができます。
冒頭5秒以内に「地域名」や「具体名」を入れる
「スキッパブル広告」の場合、5秒経過後に動画広告をスキップできる状態になります。
つまり、この5秒間でいかに引きつけるかがポイントです。
ある時「近鉄四日市駅前の〇〇!」とYouTubeから突然流れてきて、思わずスキップする手を止めた経験があります。あまりにも近い場所だったからです。
YouTube広告は、全国の幅広いターゲット層に向けた内容である場合が多いです。
そのため、実際に視聴しているユーザーも「自分には関係ない」というスタンスで見ているケースが少なくありません。せっかく動画広告を出したのに、聞き流されてしまってはもったいないですよね。
情報誌やチラシなど紙媒体とも連携する
広告を出す場合、動画に合わせて情報誌やチラシなど紙媒体とうまく連携させることもポイントです。使用するロゴやカラーなどを統一させることで、ブランドイメージの定着につなげます。
「あ!これ、どこかで見たぞ!」
と既視感を持っていただけるよう、広告のデザインにも配慮すると良いでしょう。
YouTube広告のはじめ方は?
YouTubeの動画広告を出す場合、自社で内製化するか、専門業者に依頼するかの2パターンあります。
内製化の方法は?
Googleの支払いアカウントにクレジットカードを登録すれば、そのまますぐに出稿できます。TVCMや情報誌掲載と比較すれば方法は簡単。はじめのうちは管理画面など慣れが必要かもしれませんが、使っていくうちに理解が深まります。
PDCAを回しながら自社で運用することで情報が蓄積し、次なる計画に活かすことができます。
専門家へまるっとお任せしたい!そんな場合は?
自社で動画を制作するのが難しい。
効率よく運用できるか不安がある。
広告運用の負担が重く、本来の業務に集中できない。
そんな場合は、制作会社、広告代理店、コンサルティング会社など専門家に依頼するのもひとつの手段です。ただし専門家へ依頼する場合は、先に挙げた初期設定費や運用費をはじめ、コンサルティング料が高額になるケースもあります。依頼する前に慎重に検討してみることがおすすめです。
弊社では出張サポートも行っています!
株式会社1コマでは、動画制作を合わせてご依頼いただいたお客様に限り初期設定の出張サポートを行っています。
また、運用もおまかせいただける場合は
初期設定費+広告費+手数料20%
にて対応させていただきます。(2022年3月現在)
まとめ:YouTubeは気軽に出せるCMです!
TVCMは「大手企業がお金をかけて大々的に宣伝するもの」と思う方も多いでしょう。YouTubeなら1日1000円程度からはじめられる、まさに「気軽に出せるCM」です。ターゲットを細かく設定して運用すれば、コスパ最高の広告を出すことができます。
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